プログラミングに興味があるのですが、30代で稼ぐのってやっぱり厳しいでしょうか?
最近「30代、40代でもプログラミングで稼げますか?」という質問をツイッターなどのSNSで見かけます。ここ2年ぐらいプログラミングが急激に流行りだし、初心者でも勉強する人が増えてきました。
ツイッターで目立っている人の多くは10代や20代なので「30代の私にはもう無理かな」と怖気づいてしまうのもすごくわかります。ただ、安心してください。あなたが30代だろうと40代だろうと稼げます。
私は36才でプログラミングを勉強し始めましたが、勉強を始めてから7ヶ月目で初案件を受注できました。「もともと知識があったんでしょ?」と思われるかもしれませんが、大学は文系ですし「HTMLって何?」という状態からスタートしてます。
今回の記事では私が7ヶ月でどのようにして案件受注まで至ったのか、具体的な勉強方法を含めてお話したいと思います。
年齢を気にして勉強を迷っている方には参考になるはずです!
【1〜2ヶ月】HTML&CSS、jQueryの基礎知識をつける
どの言語を学ぶにしてもHTML&CSS、jQueryを勉強しなければ始まらないと理解していたので、まずはプロゲート&ドットインストールの有料プランに入りました。
合計で月2,000円程度の出費ですが、これから稼ぐ金額を考えれば安いものとわかっていたので迷わず課金です。
プロゲート有料プラン | 980円/月 |
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ドッドインストール有料プラン | 1,080円/月 |
どちらも初心者にはありがたいサイトなのですが、プログラミングにまったく触れたことがない初心者の場合はプロゲートから始めることをおすすめします。プロゲートはキャラクターを使ったスライドがとにかくわかりやすく、初めてでも挫折しにくいからです。
ドットインストールの場合は淡々とWebサイトを作っていくのですが、細かい説明はあまりされないので、ドットインストールから始めると挫折する可能性が高いです。
2つの有料サービスを実際に利用してみた私の感想は、
- プロゲートはプログラミングに触れたことのないまったくの初心者向け
- ドットインストールはプロゲートでは物足りなくなってきた人むけ
と言った感じです。私の場合はどちらも並行して進めてましたが、ドットインストールだけやっていたら正直挫折していたんじゃないかと思っています。
どちらも無料でできる講座もありますが、本気でプログラミングを学んで稼ぎたいと思っているのならそこはケチるべきではありません。身銭を切って自分にプレッシャーをかけながらペースを上げて学ぶのがおすすめです。
一度だけやって理解するのは天才でない限り不可能です。何度も同じ講座を繰り返してコードをたくさん書いてください。私の場合、プロゲートだけで3周以上しています。最初は内容を覚えてしまうぐらいの勢いでやった方が良いと思います。
あとはYoutubeも使ってWebページを作る経験を増やしていきました。講師は外国人なので英語ですが、教えている内容の質が素晴らしく有料級です。詳しくは以下の記事で解説しています。
https://ownedmedianoie.com/youtube-tutorial-for-programming/
【3〜4ヶ月】PHPの基礎、ワードプレスの基礎知識をつける
HTML&CSS、jQueryの知識をつけたら次にPHPの勉強に入りました。理由はワードプレスでサイトを作れるようになりたかったから。そのためにはPHPの基礎知識が不可欠だったので、PHPをプロゲート&ドットインストールで勉強しました。
HMLT&CSSは厳密にいうとプログラミング言語ではなく、マークアップ言語と呼ばれています。PHPは初めて勉強するプログラミング言語ということで難易度は高く感じましたが、プロゲートでしっかり基礎を固めました。
その後はドットインストールを使って簡単なゲームを作りながら、PHPの知識を深めていきます。
PHPの基礎が固まったらいよいよ目的のワードプレスです。プロゲートにはありませんがドットインストールにワードプレスの講座が一応あります。ただ、質問の受付は終了しており動画も少し古いようです。
ちなみにワードプレスの勉強には下記の専門書を購入して勉強しました。ワードプレスのテンプレート階層の理解からテーマ作成まで網羅的に理解することができます。どの本でも良いと思いますが、ワードプレスに関連する書籍は1冊あれば十分です。
いい意味で裏切られたのはPHPと比べるとワードプレスは想像以上にわかりやすかったこと。ワードプレス特有の書き方は覚える必要があるものの、いくつかサイトを作っていれば勝手に覚えます。
また「Emmet」の入力補助機能を使えば完璧に覚えなくても最初の数文字を入力すれば候補をだしてくれるので書き間違えることもありません。PHPでシステムを開発するとなるともっと深い知識が必要ですが、ワードプレスのWeb制作で稼ぐことが目的であればPHPは基礎だけで十分です。
あとは復習もかねて東京フリーランスが運営する「30days」のワードプレス講座(無料)を受講しました。かなり実践的な内容になっているのでワードプレスで仕事を受注したいと思っている人には必ず役立つはずです。
【5〜6ヶ月】ポートフォリオサイト、成果物の作成
今思えば勉強しながら早めに作っておけば良かったと思いますが、この時点でポートフォリオサイトを作り始めました。仕事を受注するにはやはり実績として見せるものがなければどうにもなりません。
実際に作ったポートフォリオサイトはこちら。私がポートフォリオサイトで使っているテーマと同じものがよければ以下のサイトから購入できます。
ポートフォリオ用のサイトは時間節約のためにテンプレートを購入しました。見た目も綺麗ですし、HTML&CSSの基礎が理解できていれば修正も簡単です。名刺がわりのものでもあるのでいずれにせよある程度デザインにはこだわった方が良いと思います。
このポートフォリオサイト自体を頑張って自分で作る方もいるようですが、時間に余裕があればそれも良いと思います。
【7ヶ月】初の案件受注!
ポートフォリオも一通り作り終えたところで営業活動を開始しました。
クラウドワークスやランサーズを中心に行っていたのですが、初の案件は知り合い経由でした。HMTL&CSS、jQueryを使った簡単なランディングページ作成だったのですが、作業報酬は10,000円です。
作業時間は8時間ほどだったので時給にすると1,250円。会社員時代と比べればまだまだ全体の報酬自体は低いものの、6ヶ月間の努力で今までの経歴とはまったく関係のない領域のお仕事でお金を稼げたのは本当に嬉しかったです。
その後はクラウドワークス経由でお仕事をもらうことができ、その報酬はなんと50,000円!「ワードプレスを勉強しておくと単価が上がる」とよく言われる理由がわかりました。
短期間で稼げるようになりたいならプログラミングスクールもあり
できるだけ短期間で稼げるようになりたいと思っているのであればプログラミングスクールへ通うことも検討してみてください。私の場合は独学だったためお金はあまりかかりませんでしたが、想定以上に時間がかかってしまいました。
また、稼げるエンジニアになるための黄金パターンは一度就職してからフリーランスになる方法です。プログラミングスクールであれば最短2〜3ヶ月で転職することも可能ですし、そのためのサポート体制が確立しているので安心です。
「30代じゃもう転職は難しいんじゃないか」と思う人もいると思いますが、テックエキスパートなら30歳以上でも転職できる可能性は十分あります。プログラミングスクールについては別途記事を書いていますので参考にしてください。
https://ownedmedianoie.com/recommended-programming-school/
常に勉強する姿勢が大事
Webの業界で頑張ると決めた以上、常に勉強する姿勢が大事です。
こうしている間にも世の中にはどんどん新しいプログラミング言語が開発され、今や200種類以上の言語があると言われています。去年まで主流だったものがすでに時代遅れなんてことも珍しくありません。
変化の目まぐるしい業界なので常に新しい技術や流行りを追い求める必要があります。
幸い私は新しい技術を見たり、勉強するのが好きなの苦痛とは感じませんが、「常に勉強し続けるなんて無理」という方には正直向かない職業かもしれません。それでも「自分のスキルで稼ぐ力」はこの先必須なので頑張っておいて損はありません。
日本でのフリーランス化の流れは加速する
現在アメリカでは35%ほどの人たちがフリーランスと言われており、2027年にはこの数字が50%に到達すると言われています。日本はアメリカの10年あとを追っていると言われていますが、日本でも今後数十年でフリーランス人口は一気に増加すると思われます。
インターネットが普及したおかげであなたが田舎や海外に住んでいたとしても仕事ができるようになりました。クラウドワークスやランサーズなどリモートワーク専門のマッチングサイトもかなり数に膨れ上がっています。
この時代の流れから考えても「自分で稼ぐ力」は今後必須のスキルです。会社に言われたことをやるだけで給料がもらえる時代は終わりに近づいています。この流れに乗り遅れないようあなたもプログラミングを勉強してみてください。
会社に頼らず稼げるようになれば自分への自信に繋がり、精神的な安定にも繋がります。一緒に頑張りましょう!